黄葉

以前、ある方から「黄葉(おうよう)」という言葉を教えていただきました。
はじめて耳にしたときは、「紅葉(こうよう)」とは違うのだろうかと不思議に思いました。
そこで少し調べてみると、「紅葉」も「黄葉」も、どちらも“こうよう”と読み、
どちらも“葉が色づくこと”を意味するのだと知りました。

赤く染まる葉も、黄色く輝く葉も、
どちらも同じ秋の中で、それぞれの色を見せているだけ。
そう思うと、「どちらが主役」ということではなく、
一つひとつの違いが秋という季節をつくっているのだと感じました。

この気づきは、ふくろうの郷の職員たちにも重なります。
明るく声をかけてくれる人、静かに支えてくれる人、
少し不器用でも一生懸命な人、頼もしく見守ってくれる人。
一人ひとりの個性は違っても、そのすべてが職場の“いろどり”になっている。
誰かの存在が欠けると、そこに生まれる色も消えてしまう。
そう考えると、日々の何気ないやりとりが、いかに大切なものかが見えてきます。

紅葉も黄葉も同じ“こうよう”。
読み方が違って聞こえても、どちらも秋の一部であるように、
人の感じ方や歩み方も、違っていてこそ全体が豊かになるのだと思います。

「黄葉」という言葉を知ったことで、
人や自然の多様さに、あらためてやさしい眼差しを向けられるようになりました。
これから冬へと向かう中でも、
それぞれの“色”を大切にしながら、
温もりのある日々をみんなで紡いでいけたらと思います。

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